どんなにラナ・デル・レイ新作に衝撃を受けようとも、いかにタイラー・ザ・クリエイターの新作に震撼しようとも、自分としてはChubby and the Gangを全力で推していくしかない。
それが、どんなに時代遅れでどんなにダサくても、これを推さない僕はオレとして生きている意味がないから。
だから、「カニエの新作？んなの知るかよ」と無視するつもりだった。
だのに、ついうっかり聴いてしまった、カニエの新作。
「ダンダダンダダンダダンダ…ダ〜ンダ…」という謎のチャントが終わり、遠くで鳴るエレキギターの音が聴こえてきただけで、とんでもないものを聴きはじめてしまったことを確信。
1時間50分という、恐ろしく長いアルバムを聴き終えてしまったあとで、もう元の世界には戻れない気がした僕は、描いていたYEEZY Gapのジャケットに、蟹の顔を描き足さざるを得なかった。
リリックはまだ詳しくわかりませんが、このショックは、レディオヘッドのKID Aを聴いた時以来のショックかもしれません。
いや、あるいはそれは、ただの寝不足とこの肌寒さのせいかもしれません。
はたまた、今日の晩飯に蟹ではなくて鮭を食べたからかもしれない。
いずれにせよ、今日はあったかくして早めに眠るのが良いのかもしれません。
恐ろしい才能、カニエ・ウェスト！