いわゆるオタクたちの持ち物だった「アニメ画」が世の中のスタンダードになってどのくらい経つのでしょう。
イラストレーター1本で食っているわけではないものの、イラストも仕事にさせてもらっている以上、これからは多少なりとも描けなければならないのかもしれません、アニメ画。
「なんかさー、描けないの?もっとアゴがシュッとしてて、目がキラキラしてる可愛い女の子のキャラ」とか言われる日が来るかもしれない。
そんな時、「はい!描けます!」と答えるのか。
それとも「いえ!描けません!」と答えるのか。
あるいはそのどちらでもない第3の道「描けるけど描きません!」を選ぶのか。
それでとにかく描いてみたわけですが、一言で言えば「良い線いってるものの、何かが違う」といった感じでしょうか。
思いつきで描いてみたものにしてはまずまずなものの、「これこれ!こういうの待ってたんだヨ!」とクライアントを納得させるまでには至っていません。
極めるにはこれから1年間毎日最低30分はアニメ画を描き続けなければならないでしょう。
そしてもちろんそのような方向の努力はする気がないため、「描けないの?」と問われたら「描こうと思って描いてみたことあるんですけどね。うへへ。まずまず良い線行ってるかな〜くらいのレベルのものはね。うへへ。描けるんですけどね〜。うへへ。でもそれでお金もらうってなるとちょっと違うかな〜、みたいな。そうなると絵のレベルの問題っていうか私の倫理観の問題っていうか。うへへ。が、邪魔してですね。描けるとか描けないじゃないと思うんすよね、そもそも。描けるとは何か?っていうかですね。うへうへ。そんな感じで、お断りしたほうがいいかな〜、なんて。うへへへ」と答えることにしようと思います。
それでは皆さんよい週末を。